営業時間 平日 09:00~19:00
無料WEB説明会に参加する
NEWS・ブログ
2026年7月16日

【2026年版】ドローン一等・二等 一発試験合格完全ガイド|KFJドローンスクール

【2026年版】ドローン一等・二等 一発試験合格完全ガイド|KFJドローンスクール
ドローン一等・二等 一発試験合格完全ガイド|KFJドローンスクール|2026年版
KFJドローンスクール  /  コラム  /  指定試験機関 一発合格ガイド
NEW · 2026-07-15 更新

指定試験機関で一発合格する方法
公式採点様式と口述問題PDFで完全解説

指定試験機関(日本海事協会 ClassNK)の一発試験は、登録講習機関を経由せずに直接受験するルート。ただし実地試験の合格率は決して高くなく、二等でも100点持点から30点以内、一等では20点以内に減点を抑える必要があります。本コラムでは、公式の実地審査採点様式(FormDTM/FormPFI)・日常点検記録様式・口述試験問題(事故・重大インシデントの説明)を元に、二等実地試験実施細則および一等実地試験実施細則と併せて、学科CBTから机上・口述・実技・身体検査までを完全に解説します。KFJドローンスクールの国家資格講習は1等・2等を取得しながら空撮の練習もできます——一発試験に不安のある方は、登録講習機関ルートの選択もぜひご検討ください。

監修:浅見 潤(AW119型機 機長/一等無人航空機操縦士/一等修了審査員)
登録講習機関番号:T0629001(国土交通省 埼玉会場)
更新日:2026年7月15日
PRIMARY SOURCE / 一次情報

本コラムの一次情報ベース

CONCLUSION / 結論

採点様式を先に見る
一発合格は減点基準を暗記して臨むことで決まる

3秒サマリー 指定試験機関の一発試験は、学科CBT(二等80%/一等90%)実地5科目(机上・口述×3・実技)身体検査の3関門。実地は100点持点の減点方式で、二等は70点/一等は80点維持。1回5点減点(飛行経路逸脱/指示と異なる飛行/離着陸不良/監視不足/安全確認不足)と1回1点減点(ふらつき/不円滑/機首方向不良)を採点様式で先に頭に入れておく。
  • 採点様式は公開されている飛行前点検/実技/飛行後点検・飛行記録の3枚の採点表を先に読む。減点項目を暗記して臨む。
  • 机上は5分・4問・20点用紙Aの説明文+図1諸元+気象+飛行計画を読み、用紙Bの4問に選択肢ア〜エから解答。制限時間の管理が最大の壁
  • 口述(飛行前)は日常点検記録13項目機体全般/プロペラ/フレーム/通信/推進/電源/自動制御/操縦装置/バッテリー/機体識別/リモートID/灯火/カメラの13カテゴリを漏れなく口述。
  • 実技はABCDEA 5点構成スクエアはA地点(離着陸)→B→C→D→E→Aで1周。不合格区画(縦横2.5m逸脱)に機体半分以上進入で一発不合格。
  • 口述(事故)は4つの評価論点を暗記事故の3事態(死傷/物件損壊/航空機衝突)/重大インシデント4事態(衝突のおそれ/負傷/制御不能/発火)/事故発生時の措置4要素(飛行中止/救護or消火/危険防止/国交大臣報告)。1問不正解で5点減点。
  • 即中止(一発不合格)7条件航空法違反/危険な飛行/墜落損傷制御不能/飛行空域逸脱/制限時間超過/操作介入/不正行為——1つでも該当したら瞬時に試験終了。
  • 身体検査は書類受検が最安5,200円公的証明書(自動車免許等)を日本海事協会に提出。会場受検なら19,900円。
💡 KFJドローンスクールの国家資格講習は1等・2等を取得しながら空撮の練習もできます。登録講習機関を修了すれば実地試験免除——一発試験の1〜4回不合格リスク(何万円もの受験料)を回避できます。屋内1,240坪練習場でATTIモード反復練習が可能、AW119機長監修のカリキュラムで有人航空の判断基準まで学べます。登録講習機関 T0629001/浦和IC 5分/助成金最大75%対象。
COLUMN 01

試験全体の構成と合格基準——二等・一等の違い

指定試験機関(日本海事協会 ClassNK)で受験する一発試験は、学科試験(CBT)+実地試験+身体検査の3関門です。3つ全てに合格すると、DIPS2.0で技能証明書の交付申請ができます。

試験の全体構成

関門形式合格基準手数料の目安
①学科試験CBT(コンピュータ試験)・三肢択一二等80%/一等90%二等8,800円/一等9,900円
②実地試験実地審査(机上+口述×3+実技)100点持点/二等70点/一等80点二等20,400円〜/一等22,200円〜
③身体検査書類受検 or 会場受検視力・色覚・聴力・運動能力の基準書類5,200円/会場19,900円

出典:日本海事協会 手数料一覧実地試験ガイド

実地試験の5科目構成(採点様式ベース)

実地試験は採点様式が3枚に分かれており、それぞれ独立して減点が集計されます。すべての合計を100点持点から引いた点数で合否を判定します。

採点様式科目減点方式
飛行前点検 採点表準備・状況(航空法手続・操縦者体調・飛行空域・気象)各項目 0 or 10点減点
作動前点検(機体全般/プロペラ/フレーム/機体識別/灯火/カメラ)各項目 0 or 10点減点
作動点検・地上(電源/操縦装置/バッテリー/リモートID/灯火/カメラ)各項目 0 or 10点減点
作動点検・飛行(通信/推進/自動制御/操縦装置)+日常点検記録各項目 0 or 10点減点
実技審査 採点表不合格項目(7項目)1つでも該当で一発不合格
減点事項(1回につき5点減点/5項目)回×5点
総合評価(1回につき1点減点/3項目)回×1点
飛行後点検/飛行記録 採点表飛行後点検(機体全般/プロペラ/フレーム/機体識別/機器の発熱/ゴミ等付着+日常点検記録記入)0 or 5点減点
飛行記録(飛行年月日/氏名/飛行概要/離着陸場所・時刻/総飛行時間/安全事項+不具合事項)0 or 10点減点

出典:日本海事協会「実地審査採点様式」(実物PDF・「飛行前点検 採点表」「実技審査採点表」「飛行後点検/飛行記録 採点表」の3枚構成)

「1発不合格」の7項目(採点様式より)

  1. 航空法等の違反——飛行前点検・実技のいずれかで法令違反行為
  2. 危険な飛行——第三者や物件の直上飛行、非常事態
  3. 墜落、損傷、制御不能——機体接地・破損・意図しない操作
  4. 飛行空域逸脱(不合格区画)——機体半分以上が不合格区画に進入
  5. 制限時間超過——各科目の制限時間を超過
  6. 操作介入——試験員補助員による強制介入
  7. 不正行為——カンニング・不正受験

この7項目のいずれかに該当すると、その瞬間に試験終了となります。

COLUMN 02

学科試験CBT——出題範囲・時間配分・合格戦略

学科試験は全国のプロメトリック試験会場で受験できるCBT(Computer Based Testing)方式。三肢択一の選択問題で、当日中に合否が判明します。

試験概要

項目二等一等
問題数50問70問
試験時間30分75分
1問あたりの時間36秒約64秒
形式三肢択一三肢択一
合格基準約80%(40問以上)約90%(63問以上)
手数料8,800円9,900円

出典:日本海事協会 学科試験ガイド

出題範囲(二等・一等共通の5大分野)

無人航空機に関する規則

航空法全般(総論・各論)、航空法以外の法令(電波法・小型無人機等飛行禁止法・道路交通法・都市公園法・自然公園法・重要文化財保護法)。最頻出

無人航空機のシステム

機体構造(マルチロータ/ヘリコプター/飛行機)、送信機、飛行制御システム(GNSS/IMU/地磁気/気圧/ビジョンセンサ)、バッテリー、リモートID、通信システム。

操縦者及び運航体制

操縦者の心構え、CRM(Crew Resource Management)、健康管理、身体的限界、複数操縦者体制。

運航上のリスク管理

危険予知(KYT)、リスクアセスメント、飛行前準備、緊急時対応、事故・重大インシデントの報告。

気象

気象要素(風速・気温・湿度・気圧・降水)、気象予報の読み方、気象と機体性能の関係。

一等はこれに加えてレベル4飛行・第一種機体認証・カテゴリーⅢ運航関連の項目が上乗せされます。

一発合格の学習戦略

  • 公式サンプル問題を最初に解く二等サンプル問題PDF一等サンプル問題PDFで出題形式を把握
  • 教則本を1冊、繰り返す:国交省「無人航空機の飛行の安全に関する教則」を最新版で購入
  • 模擬問題集を最低3周:市販の一等・二等対応問題集を、間違えた問題だけ再周回
  • ルール系は「数字」を暗記:150m/30m/100g/25kg/DID/夜間定義など、選択肢間の数字違いに注意
  • 試験直前1週間は毎日模試1本:時間配分(1問36秒)に慣れる

時間配分の実務ヒント

二等は30分で50問——1問あたり36秒しかありません。「考え込む時間はない」と割り切り、次の方針で進めます:

  1. まず全問を「即答」(20秒以内)で1周する
  2. 判断つかない問題はフラグを立てて次へ
  3. 1周終わったらフラグ問題だけ見直し
  4. 残り時間で全体の見直し

三肢択一なので「明らかに違う選択肢を消去→残り2択」の消去法が有効。

COLUMN 03

机上試験——用紙A(説明文)+用紙B(4問20点)の出題形式と対策

実地試験の最初の関門が机上試験。指定試験機関では公式の用紙A(説明文・飛行計画・機体諸元)用紙B(4問・解答用紙)を配布します。試験問題そのものは指定試験機関の著作物であり、本コラムでは試験問題の再現・概要公開は行いません。以下はKFJドローンスクールが教則第5版・二等実地試験実施細則を基に独自作成した学習用類似問題です。

本セクションの位置づけ:指定試験機関の受験規約では、方法の如何を問わず、再現された試験問題の全部もしくは一部または試験問題の概要を第三者が閲覧・視聴可能な状態におく行為が禁止されています。本コラムでは規約を遵守し、教則第5版・二等実地試験実施細則の公開一次情報のみを根拠にしたKFJドローンスクール オリジナルの類似シナリオ・類似問題を掲載します。実際の試験で出題される内容とは異なります。

用紙Aの構成(公開情報ベースの一般説明)

二等実地試験実施細則によれば、机上試験では用紙A(想定シナリオと諸元表)用紙B(解答用紙)が配布されます。用紙Aに含まれるのは概ね以下の5要素です。

用紙A の一般的な構成要素(実施細則ベース)

  • 説明文:飛行の目的・立入管理措置の有無・飛行経路の概要
  • 図1・図2:地形図と飛行経路図(人口集中地区の網掛け・補助者位置・障害物位置など)
  • 無人航空機の諸元(運用限界):機体の種類/最大離陸重量/最高速度/最大到達高度/電波到達距離/飛行可能風速/フライトコントロールシステム構成/機体認証区分など
  • 飛行当日の気象予報:風向・風速・降水量・視程・日の出/日没時刻
  • 飛行計画:機体重量・搭載重量・飛行速度・飛行高度・飛行予定時刻・操縦者資格(限定内容)

用紙B:解答時間5分・配点20点(5点×4問)

用紙Bは表面裏面の2ページ構成。表面に注意事項(8項目の禁止行為)、裏面に4問が並びます。制限時間は5分、配点は計20点(5点×4問)。監督者の合図があるまで用紙を裏返せません。

禁止行為8項目(違反で不合格または結果無効)

  1. 撮影・録画・録音・複写などにあたる一切の行為
  2. 解答用紙の所定欄以外への書き込み
  3. 試験会場から問題用紙・解答用紙を持ち出す行為
  4. 方法の如何を問わず、再現された試験問題の全部もしくは一部または試験問題の概要をインターネット・テレビ・ラジオ・メール・文書・講義その他の手段を用いて第三者が閲覧・視聴可能な状態におく行為
  5. 本人の実力以外の手段を用いて解答する行為(カンニング/受験者以外の者が受験者本人になりすまして試験を受ける行為/試験中に接助を与えたり受けたりする行為)
  6. その他、不正に受験し、または不正受験に関与したとみなされる行為
  7. 決められた時間を超えて解答する行為
  8. 試験開始前または試験終了後に問題内容を見る、または解答する行為

KFJドローンスクール オリジナル 類似問題(教則第5版準拠・二等基本)

以下は、指定試験機関の実試験を直接再現するものではなく、教則第5版と二等実地試験実施細則を基にKFJドローンスクールが独自作成した学習用の類似問題4問です。実試験と同じ「用紙Aの状況において考慮すべき事項として、次の空欄①から④を埋める最も適切な言葉を、選択肢ア〜エから選びなさい」形式で構成しています。

【KFJ独自 想定シナリオ・用紙A(学習用)】

  • 説明文:操縦者は図1のA地点付近で無人航空機を用いた河川堤防の点検業務を、立入管理措置を講じたうえで実施する予定である。A地点を離陸し、堤防沿いの点検経路を飛行させ、A地点に戻って着陸させる。
  • 無人航空機の諸元(運用限界):機体の種類(回転翼マルチロータ)/最大離陸重量20.0kg/最高速度12m/s/最大到達高度120m/電波到達距離400m/飛行可能風速8m/s未満/最大搭載可能重量4.0kg/FCS構成(GNSS/IMU/地磁気センサ/気圧センサ/ビジョンセンサ)/機体認証(第二種機体認証)
  • 飛行当日の気象予報:風向(南南西の風)/風速(4〜5m/s)/降水量(0mm)/視程(8km以上)/日の出/日没(5:30/18:45)
  • 飛行計画:機体重量(12.0kg)/搭載重量(点検カメラ 2.0kg)/飛行速度(6m/s)/飛行高度(対地40m)/飛行予定時刻(19:00〜19:45)/飛行経路長(片道約450m)/操縦者資格(二等無人航空機操縦士【限定】回転翼航空機/最大離陸重量25kg未満限定/日中飛行限定/目視内飛行限定)
  • 図1に記載:飛行経路の中間地点近傍に変電所が存在。飛行経路下は河川と堤防のみ(第三者立入なし)。

問(1):資格の限定内容と飛行区分

問題文:「A地点から堤防沿いの飛行経路は見通しがよく目視による操縦が可能だが、操縦者の保有する資格および飛行予定時刻を考慮すると、本飛行計画を行う際には、(①)の飛行に関し飛行前に国の許可又は承認を取得するか、飛行を中止する必要がある。」

選択肢:ア.目視外/イ.夜間/ウ.高度150m以上/エ.催し場所上空

正解イ.夜間

解説:日の出/日没は5:30/18:45、飛行予定時刻は19:00〜19:45で、日没後の夜間飛行に該当。操縦者資格に「日中飛行限定」があるため、夜間飛行を行うには限定変更(限定解除)または国の許可・承認が必要。目視外は「目視内飛行限定」があるため選択肢自体対象外だが、飛行経路は目視内で運用可能なので該当しない。高度150m以上は飛行計画40mで該当なし。催し場所上空は堤防のため該当なし。根拠教則第5版「特定飛行の分類」章/技能証明の限定変更制度

問(2):電磁干渉源の特定

問題文:「補助者を配置し飛行経路下に第三者が入ってこないよう監視しているが、飛行経路付近に(②)があるため、電磁干渉によるGNSS受信や通信への影響を受けないよう注意する必要がある。」

選択肢:ア.河川敷/イ.駐車場/ウ.変電所/エ.農地

正解ウ.変電所

解説:電磁干渉の源になるのは高圧設備(変電所・送電線・大型無線設備等)。河川敷・駐車場・農地はいずれも地上リスクの評価対象にはなるが、GNSS受信や無線通信への電磁干渉の直接原因ではない。根拠教則第5版「電磁干渉の主な発生源」章/二等実施細則 机上試験の評価観点

問(3):機体諸元と飛行計画の整合性

問題文:「無人航空機の諸元と飛行経路の長さを考慮すると、(③)を超える可能性があるため、飛行の計画を変更するか、飛行を中止する必要がある。」

選択肢:ア.最高速度/イ.飛行可能風速/ウ.電波到達距離/エ.最大到達高度

正解ウ.電波到達距離

解説:機体の運用限界の電波到達距離は400m、飛行経路は片道約450mで、電波到達距離を超える可能性が高い。最高速度12m/sは飛行計画6m/sで余裕あり、飛行可能風速8m/s未満は気象予報4〜5m/sで問題なし、最大到達高度120mも飛行高度40mで超えない。根拠教則第5版「運用限界の遵守」章/二等実施細則 諸元と飛行計画の整合性

問(4):フェールセーフ機能の設定確認

問題文:「万一の事態に備えて緊急着陸地点をあらかじめ定めるとともに、飛行範囲を逸脱しないためのフェールセーフとして(④)の設定を確認しておく必要がある。」

選択肢:ア.ジオフェンス/イ.加速度センサ/ウ.障害物センサ/エ.衝突回避装置

正解ア.ジオフェンス

解説:ジオフェンスは事前設定した飛行範囲外への逸脱を防ぐ電子的な柵で、フェールセーフ機能の一つ。加速度センサと障害物センサは「検出装置」であって、範囲逸脱を防ぐ設定機能ではない。衝突回避装置は障害物との接触を回避する装置で、範囲逸脱を防ぐものではない。根拠教則第5版「フェールセーフ機能」章(ジオフェンス/リターントゥホーム/ホバリング/自動着陸等)。

ご注意:本セクションの4問はKFJドローンスクールが教則第5版・二等実地試験実施細則を基に独自作成した学習用類似問題で、実際の試験問題ではありません。実試験の想定シナリオ・機体諸元・気象条件・選択肢は本問と異なります。実試験の合格には教則第5版全体の理解と、KFJドローンスクールのような登録講習機関での実地訓練が不可欠です。

5分でどう解くか——時間配分の実務ヒント

解答戦略(5分=300秒)

  1. 用紙Aを一読:45秒——特に諸元と気象と操縦者資格の限定内容に注目
  2. 問(1)〜(4)を通読:45秒——先に4問すべてに目を通して全体像を掴む
  3. 各問回答:40秒×4問=160秒——選択肢を消去法で絞る
  4. 見直し:50秒——空欄がないかチェック、迷った問題を再確認

ポイント:問題文と用紙Aの情報を突き合わせて「明らかにおかしい選択肢」を消していく。四肢択一だが、諸元・気象・資格限定を根拠に消去法で確度を上げれば5分でも十分間に合う。

KFJ SUPPORT · 一発試験の減点基準を熟知した講師陣

採点様式ベースの対策を、KFJの登録講習で先取りしませんか

一発試験の減点基準は、指定試験機関の公式採点様式を熟読しないと分かりません。KFJドローンスクールでは修了審査員資格を持つ講師が、採点様式そのものに沿った指導を提供します。1等・2等の講習と並行して空撮の練習もできる環境——屋内1,240坪の練習場でATTIモード・スクエアABCDEA経路・8の字を徹底反復。まずは無料WEB説明会でご相談ください。

COLUMN 04

口述試験1(飛行前点検)——採点表と模範回答(13カテゴリ)

机上試験の次は口述試験1(飛行前点検)。指定試験機関の飛行前点検 採点表(0点or10点減点)は次の4パートに分かれています。

飛行前点検 採点表の4パート構成

パート点検項目詳細
①準備・状況航空法等の必要手続き特定飛行の許可・承認取得状況、DIPS2.0通報
操縦者の体調健康状態、睡眠、飲酒の有無
飛行空域等飛行空域周辺のリスク、緊急着陸ポイント
気象状況等風速、視程、降水、雷
②作動前点検(外観)操縦装置外観の損傷、汚れ
機体全般機器の取付け状態(ネジ・コネクタ・ケーブル等)
プロペラ外観、損傷、ゆがみ
フレーム外観、損傷、ゆがみ
機体識別表示登録記号の表示確認
灯火/カメラ外観
③作動点検・地上電源系統機体/操縦装置の電源の健全性
操縦装置スティック、スイッチの操作の健全性
バッテリー充電量の確認
リモートIDリモートIDの確認
灯火灯火の確認
カメラカメラ機能の確認
④作動点検・飛行通信系統機体と操縦装置との通信品質の確認
推進系統モーターの健全性
自動制御系統飛行制御装置の健全性
操縦装置スティック、スイッチの健全性
日常点検記録登録記号/各点検項目用紙への記入(試験員が提供)

出典:日本海事協会「飛行前点検 採点表」(実物PDF)/国交省 無人航空機の日常点検記録PDF

減点基準

「項目のチェックや日常点検記録への記載漏れ、若しくは誤りが一つでもあった場合、10点が減点される」実施細則より

4パート合計で「漏れ・誤り」1つにつき10点減点。3つ抜けると30点減点となり、二等の合格ライン70点を割ります。

日常点検記録 13カテゴリの完全項目リスト(暗記必須)

試験員から提供される「無人航空機の日常点検記録」用紙は以下13カテゴリで構成されます。すべて口述で説明できることが合格の前提です。

  • 機体全般:機器の取り付け状態(ネジ、コネクタ、ケーブル等)
  • プロペラ:外観、損傷、ゆがみ
  • フレーム:外観、損傷、ゆがみ
  • 通信系統:機体と操縦装置の通信品質の健全性
  • 推進系統:モーター又は発動機の健全性
  • 電源系統:機体及び操縦装置の電源の健全性
  • 自動制御系統:飛行制御装置の健全性
  • 操縦装置:外観、スティックの健全性、スイッチの健全性
  • バッテリー・燃料:バッテリーの充電状況・残燃料表示機能の健全性
  • 機体識別表示:外観
  • リモートID機能:リモートID機能の健全性(※非搭載機であっても模擬的に実施)
  • 灯火:外観、灯火の健全性
  • カメラ:外観、カメラの健全性

出典:国交省 無人航空機の日常点検記録(PDF)

想定される質問と模範回答(試験員/受験者形式)

試験員:機体の外観点検を始めてください。 受験者:①機体全般の点検を始めます。機器の取り付け状態を確認します——ネジの緩みなし、コネクタとケーブルの接続に異常なし、機体各部の固定は正常です。次に②プロペラを目視で確認します——ひび・欠け・反りなし、装着向きはCW/CCWの刻印通り正しく装着されています。モーターへの装着に緩みなし。③フレーム——外観に損傷・歪みなし。④機体識別表示——登録記号 JU12345678 が機体本体に貼付されています。⑤灯火⑥カメラの外観にも損傷なし、いずれも正常です。
試験員:操縦装置の点検をしてください。 受験者:⑦操縦装置の外観に破損はありません。左右のスティックを4方向にスムーズに動かせるか確認します——ロール/ピッチ/スロットル/ヨー、いずれも動作良好です。各スイッチとダイヤルの動作も確認しました。スティックの健全性、スイッチの健全性、いずれも正常です。
試験員:電源を投入して作動点検を実施してください。 受験者:送信機の電源を先に投入し、続いて機体の電源を投入します。⑧電源系統——機体および操縦装置の電源の健全性を確認、電圧正常です。⑨バッテリー——充電量を確認します、現在4.35V/セル、フル充電状態です。⑩リモートID機能の健全性を確認します、正常に発信中。⑪灯火——電源投入後の灯火が正常に点灯しています。⑫カメラ——カメラ機能を起動、ライブビュー確認できます。
試験員:飛行に向けた最終点検を実施してください。 受験者:⑬通信系統——機体と操縦装置の通信品質を確認、リンク良好です。⑭推進系統——モーターの健全性を確認、異音なし、回転正常です。⑮自動制御系統——GPS衛星数14個受信、コンパスキャリブレーション正常、飛行制御装置の健全性を確認しました。⑯操縦装置の再確認——スティック、スイッチの動作も再度確認、正常です。以上、飛行前点検の全13カテゴリで異常なし、飛行可能な状態です。
試験員:日常点検記録に記入してください。 受験者:(用紙を受け取り)日常点検記録に記入します。登録記号:JU12345678、実施年月日:本日、実施者:受験者名、実施場所:試験会場。各点検項目13カテゴリすべてに「正常」のチェックを入れます。特記事項欄には「飛行前点検 異常なし」と記入します。以上で日常点検記録の記載を完了します。

口述試験1の合格ポイント

  • 13カテゴリを暗記する国交省 日常点検記録PDFの全項目を暗唱できるレベルに
  • 「〜を確認します」→「結果は〜です」の2ステップで口述
  • 試験員の質問を最後まで聞く——途中で答え始めない
  • 数字は具体的に(GPS衛星数、電圧、風速)
  • 異常があった場合は「飛行を中止します」を明言——見逃しは即減点
  • 日常点検記録用紙の「登録記号」「実施場所」「実施年月日」「実施者」欄を必ず埋める
COLUMN 05

実技試験 二等——ABCDEAスクエア/8の字/異常事態

二等実地試験の実技は3科目国交省 実施細則 §4-1より、スクエア飛行のコース経路はA地点(離着陸)→B→C→D→E→Aの5点構成で、飛行区画は縦横1.5m逸脱で減点区画・2.5m逸脱で不合格区画となります。

科目①:スクエア飛行(制限8分・ABCDEA 5点経路)

正方形経路をGNSS/ビジョンセンサー等の水平位置制御なし(ATTIモード)で飛行。A地点を離陸→B→C→D→E→Aと戻り着陸する経路です。試験員から機首を進行方向に向ける/向けないの指示が別途あります。

DIAGRAM · スクエア飛行 コース図(国交省 二等実地試験実施細則 §4-1より抜粋)
二等実地試験 スクエア飛行の飛行経路図。A地点(離着陸)→B→C→D→E→Aの5点構成。飛行区画13m×10m、経路5m×5m、減点区画(縦横1.5m逸脱)と不合格区画(2.5m逸脱)を明示。試験員・受験者はA地点下方に位置。|国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
A地点(下辺中央)を離陸→B(右下)→C(右上)→D(左上)→E(左下)→A(着陸)の5点で正方形(5m×5m)を1周。飛行経路より縦横1.5m逸脱で減点区画・2.5m逸脱で不合格区画。試験員・受験者はA地点の下方(8.5m離隔)に位置。
出典:国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-1 スクエア飛行の飛行経路(PDF p.16)

スクエア飛行の主な減点項目(採点様式より)

  • 飛行経路逸脱(1回×5点減点):想定経路から縦横1.5m以上ずれて減点区画に進入
  • 指示と異なる飛行(1回×5点減点):試験員指示の機首方向・順序と異なる
  • 離着陸不良(1回×5点減点):A地点で正確に離陸・着陸できない
  • 監視不足(1回×5点減点):機体・周囲・計器の監視が不十分
  • 安全確認不足(1回×5点減点):離着陸前後の周囲確認が不十分
  • ふらつき(1回×1点減点):機体位置の微小なドリフト
  • 不円滑(1回×1点減点):機体の動きがカクつく
  • 機首方向不良(1回×1点減点):機首が進行方向を向いていない
  • 飛行空域逸脱(一発不合格):不合格区画(縦横2.5m以上逸脱)に機体半分以上進入

科目②:8の字飛行(制限8分・円直径5m×2周連続)

直径5mの円を2つ隣接させ、8の字を描くように連続して2周飛行。機首を常に進行方向に向けたまま、円形経路を維持します(実施細則 §4-2)。

DIAGRAM · 8の字飛行 コース図(国交省 二等実地試験実施細則 §4-2より抜粋)
二等実地試験 8の字飛行の飛行経路図。左右2つの円(直径5m)を隣接させ、機首を進行方向に向けたまま2周連続飛行。減点区画(1.5m逸脱)と不合格区画(2.5m逸脱)を明示。|国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
直径5mの左右2つの円で8の字経路を描き、機首を進行方向に向けたまま2周連続飛行。飛行区画18m×13m、経路15m×10m、8.5m離隔位置に試験員・受験者。
出典:国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-2 8の字飛行の飛行経路(PDF p.16)

8の字飛行の主な減点項目

  • 機首方向不良(1回×1点減点):四分円にわたって機首が試験員指示と異なる方向
  • 円形経路の中心を含まず周回(一発不合格):円が小さすぎて中心点を通らない
  • 飛行経路逸脱(1回×5点減点):楕円化や8の字の交点付近での経路ずれ
  • 離着陸不良(1回×5点減点):8の字完了後の着陸位置ズレ
  • ふらつき(1回×1点減点):円周上での微小ドリフト

科目③:異常事態における飛行(制限6分)

試験員から「GPSが喪失しました」等の異常を指示され、その状況下で以下の対応を行います:

  1. ATTIモードへの切り替え(もしくは異常事態対応モード)
  2. 安全な高度でのホバリング維持
  3. 操作可能状態を試験員に報告
  4. 指示に従い緊急着陸ポイントへ着陸
DIAGRAM · 異常事態における飛行 コース図(国交省 二等実地試験実施細則 §4-3より抜粋)
二等実地試験 異常事態における飛行の飛行経路図。E地点付近の緊急着陸地点(☆マーク)への着陸を含む、E→A→Bの直線確認経路。飛行区画21m×8m、ホバリング位置はA地点上空。|国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
ホバリング位置(A地点上空)から異常事態の指示を受け、E→A→Bの直線確認経路を飛行後、E地点付近の緊急着陸地点(☆)に着陸。ホバリング時・着陸時は機体の半分を定められた区画から逸脱させると飛行経路逸脱として減点。
出典:国土交通省 二等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-3 異常事態における飛行の飛行経路(PDF p.17)

異常事態対応の減点回避ポイント

  • 試験員への声掛け:「異常事態を確認しました」「ATTIモードに切り替えます」等、対応を口頭で報告
  • あわてない:異常時の対応は焦らずステップを踏む。1つずつ落ち着いて実行
  • 着陸位置の正確性:指定緊急着陸ポイントに正確に着陸(ズレると離着陸不良で5点減点)

ATTIモードの操縦感覚を身につける

二等実技の最大の壁はATTIモード(GPS補正なし)での操縦です。GPSモードでは風で流されても機体が自動補正しますが、ATTIモードでは操縦者が手動で全て補正する必要があります。屋外で風のある日に練習すると、机上の理論通りには行かないことを痛感します。

合格者の声(KFJ受講生): 「ATTIモードでABCDEA経路を飛ばした瞬間、GPSモードとは別の乗り物のように感じた。KFJの屋内練習場でATTI反復練習ができたのが決定的だった。」

COLUMN 06

実技試験 一等——高度変化スクエア/ピルエット/緊急着陸8の字

一等実地試験の実技は、二等より難易度が格段に上がります。一等実施細則より、基本3科目を解説します。

科目①:高度変化を伴うスクエア飛行(制限6分)

二等スクエアと同じABCDEA 5点経路を、高度1.5m⇔3.5mの間で変化させながら飛行。各コーナー点で高度を上下させる技術が必要です。

DIAGRAM · 高度変化を伴うスクエア飛行 コース図(国交省 一等実地試験実施細則 §4-1より抜粋)
一等実地試験 高度変化を伴うスクエア飛行の飛行経路図。A地点を離陸し高度1.5m⇔3.5mの間で変化させながらB→C→D→E→Aの5点を飛行。各コーナーで高度を切り替える。|国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
A地点を離陸し、各コーナー(B→C→D→E)であらかじめ指定された高度(1.5m or 3.5m)へ変更。1周すると全コーナーで高度変化を行う。飛行区画21m×13m、コース内部に高度ラベル付き。
出典:国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-1 高度変化を伴うスクエア飛行の飛行経路(PDF p.15)

高度変化スクエアの合格ポイント

  • 高度変化のタイミング:辺の中間 or コーナー点で明確に上下
  • 水平位置の維持:高度を変える際も経路から逸脱しない
  • 機首方向の維持:進行方向を常に向けたまま高度変化
  • コーナー点での停止:ホバリングで一時停止してから高度変化

科目②:ピルエットホバリング(制限3分)

高度3.5mで機体を360°ゆっくり水平回転(ヨー軸回転)させながら、機体位置をドリフトさせずにホバリング維持する科目。

DIAGRAM · ピルエットホバリングの飛行領域(国交省 一等実地試験実施細則 §4-2より抜粋)
一等実地試験 ピルエットホバリングの飛行領域図。離発着場中心から半径1.5m逸脱で減点区画、半径2.5m逸脱で不合格区画。飛行高度3.5mで360°回転ホバリングを実施。|国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
離発着場中心を基準に、半径1.5m逸脱で減点区画・半径2.5m逸脱で不合格区画を設定。飛行高度3.5mを保ちながら機体を360°回転させ、中心点からのドリフトを最小化。受験者・試験員は6.5m離隔し下方に位置。
出典:国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-2 ピルエットホバリングの飛行領域(PDF p.15)

ピルエットホバリングの合格ポイント

  • 回転速度を一定に:急激な機首回転は減点(不円滑1点減点)
  • 位置ドリフト最小化:機首が変わるとロール/ピッチの入力方向も変わる(左右前後の感覚が反転)
  • 高度維持:回転中も高度3.5mをキープ
  • スティック操作の切り替え:機首が180°回った時点で、操縦者から見た「前後左右」が機体から見た「後前右左」に逆転

ピルエットは一等実地試験で最も不合格が多い科目とされます。頭で理解しても、実機で反復練習しないと身につきません。

科目③:緊急着陸を伴う8の字飛行

直径5mの8の字飛行を実施中、試験員から緊急事態が指示されます。指定された緊急着陸ポイントへ正確に着陸する必要があります。

DIAGRAM · 緊急着陸を伴う8の字飛行 コース図(国交省 一等実地試験実施細則 §4-3より抜粋)
一等実地試験 緊急着陸を伴う8の字飛行の飛行経路図。左の円(直径5m)内に緊急着陸地点(☆マーク)を持ち、試験員から緊急事態の指示を受けたらそこへ正確に着陸。飛行区画18m×13m、減点区画・不合格区画のマーキングあり。|国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則より
直径5mの8の字1周の途中で試験員から緊急事態の指示→左の円内にあらかじめ指定された緊急着陸地点(☆)へ正確に降下・着陸。着陸位置ズレは離着陸不良として減点対象。飛行区画18m×13m、受験者は6.5m離隔位置。
出典:国土交通省 一等無人航空機操縦士 実地試験実施細則 §4-3 緊急着陸を伴う8の字飛行の飛行経路(PDF p.16)

緊急着陸8の字の合格ポイント

  • 指示への即応:緊急事態の指示を復唱してから対応開始
  • 安全高度での旋回・降下:垂直急降下は減点/段階的な高度低下
  • 指定緊急着陸ポイントへの正確な着陸:位置ズレは離着陸不良で5点減点
  • 着陸後の停止確認:モーター停止まで確認して報告

合格率の実態——一発の壁

一等実地の合格率は公表されていませんが、複数回受験者の受験体験記から、初回合格は10〜30%程度と推定されます。多くの受験者が2〜4回受験を重ねて合格。1回20,000円超の受験料に加えて、指定試験機関の実地会場までの交通費・宿泊費が発生します。

COLUMN 07

口述試験2(飛行後点検・飛行記録)——採点表と模範回答

実技試験のあとには、飛行後点検の口述飛行記録の記入が続きます。この採点表は「飛行後点検0/5点減点」+「飛行記録0/10点減点」の2部構成です。

飛行後点検 採点項目

  • 機体全般:機器の取付け状態(点検後)
  • プロペラ:外観(飛行前と比較して変化なし)
  • フレーム:外観
  • 機体識別表示:外観
  • 機器の発熱:異常な発熱がないこと
  • ゴミ等の付着:外観
  • 特記事項:飛行中の違和感、異音、不具合の兆候
  • 日常点検記録:実施場所、年月日、実施者、飛行後点検結果を用紙に記入

出典:日本海事協会「飛行後点検/飛行記録 採点表」

想定される質問と模範回答

試験員:飛行後の点検を実施してください。 受験者:飛行後点検を実施します。①機体全般——機器の取付け状態を確認、飛行前と比較してネジ・コネクタ・ケーブルに緩みや外れなし。②プロペラ——4枚とも損傷なし、飛行前と外観変化なし。③フレーム——外観に損傷・歪みなし。④機体識別表示——JU12345678、貼付状態変化なし。⑤機器の発熱——モーター表面・バッテリー表面を触感で確認、通常範囲内(バッテリー約35℃)で異常な発熱なし。⑥ゴミ等の付着——プロペラ・機体外観にゴミの付着なし。飛行中の違和感や異音は特にありませんでした、以上異常なしです。
試験員:日常点検記録に飛行後の結果を記入してください。 受験者:日常点検記録の「飛行後点検結果」欄に記入します。「異常なし」にチェックを入れます。実施場所:試験会場、実施年月日:本日、実施者:受験者名。以上を記入して日常点検記録の記載を完了します。

飛行記録 採点項目(0/10点減点)

飛行記録は別の様式(Report形式)で、以下の項目に記入します。

  • 飛行年月日(FLIGHT DATE)
  • 飛行させた者の氏名(NAME OF PILOT)
  • 飛行概要(飛行目的:実地試験)(NATURE OF FLIGHT)
  • 飛行概要(特定飛行の概要:夜間・目視外・DID等の該当)
  • 離着陸場所(FROM / TO)
  • 離着陸時刻・飛行時間(OFF TIME / ON TIME / FLIGHT TIME)
  • 総飛行時間(TOTAL FLIGHT TIME)
  • 飛行の安全に影響のあった事項(MATTERS AFFECTED FLIGHT SAFETY)
  • 不具合事項(FLIGHT SQUAWK)——発生年月日・不具合事項・処置年月日・処置その他・確認者

出典:日本海事協会「無人航空機の飛行記録」様式

試験員:飛行記録に記入してください。 受験者:飛行記録に記入します。登録記号 JU12345678飛行年月日:本日、飛行させた者の氏名:受験者名、飛行概要(NATURE OF FLIGHT):実地試験、離陸場所(FROM):A地点、着陸場所(TO):A地点、離陸時刻(OFF TIME):(試験員に確認して記入)、着陸時刻(ON TIME):(同上)、飛行時間(FLIGHT TIME):(差分を計算)、総飛行時間(TOTAL FLIGHT TIME):(累計値を記入)。飛行の安全に影響のあった事項:特になし。不具合事項:特になし。以上で飛行記録の記載を完了します。

口述試験2の合格ポイント

  • 飛行後点検は6項目+日常点検記録の順序を暗記
  • 飛行記録の必須欄は10項目——登録記号・飛行年月日・氏名・飛行概要・離着陸場所・時刻・時間・総飛行時間・安全事項・不具合事項
  • 「飛行概要」は目的と特定飛行の両方を書く——目的(実地試験)と特定飛行の該当有無(DID/夜間/目視外/30m未満/催し場所等)
  • 「飛行の安全に影響のあった事項」を空欄にしない——「特になし」でも必ず記入
COLUMN 08

口述試験3(事故・重大インシデント)——出題形式と論点解説

実地試験の最後は口述試験3(事故・重大インシデントの説明)。指定試験機関の公式問題集に基づく試験ですが、試験問題そのものは指定試験機関の著作物のため、本コラムでは設問文の再現は行わず、航空法・国土交通省の公開一次情報を根拠にした出題形式・評価論点・回答の骨組みのみを解説します。

本セクションの位置づけ:指定試験機関の受験規約(禁止行為 第4項)により、試験問題の全部・一部・概要をインターネット等で第三者が閲覧可能な状態におく行為は禁止されています。実問の設問文・シナリオ・模範回答文はここには掲載しません。実問の詳細は必ず指定試験機関(日本海事協会) 実施要領・口述試験問題公表ページで受験者本人が公式PDFを取得して確認してください。

出題形式(公開情報ベース)

口述試験3の基本仕様

  • 出題数:2問(「問題1系統」から1問+「問題2系統」から1問)
  • 回答時間:各問3分以内(3分超過は一律不正解)
  • 採点1問不正解毎に5点減点
  • 形式:試験員が設問を読み上げ、受験者が口頭で回答。回答が不十分な場合、試験員が再質問して要素の追加を促す(受験者からの質問は受け付けない)
  • 出題範囲:「問題1系統」=事故・重大インシデントの定義を問う/「問題2系統」=事故発生時に操縦者が取るべき措置を問う

試験開始時のやり取り(定型応答)

試験員から試験開始の案内があった際、受験者は「承知しました」とだけ応答すればよく、それ以上の質問や確認は不要です。

【問題1系統】事故・重大インシデントの定義——押さえるべき論点

問題1系統では、事故に該当する事態または重大インシデントに該当する事態を挙げる形式が想定されます。回答骨組みは航空法および国交省告示に明記されているため、以下を暗記しておけば要素を漏らさず答えられます。

事故に該当する3事態(航空法・施行規則ベース)

  1. 無人航空機による人の死傷(重傷以上)
  2. 無人航空機による第三者の物件の損壊
  3. 航空機との衝突又は接触(航空機・無人航空機のいずれか又は両方に損傷が確認された場合を含む)

根拠国交省 無人航空機の事故等の報告及び負傷者救護義務ページ教則第5版「事故等の報告」章

重大インシデントに該当する4事態(施行規則ベース)

  1. 飛行中、航空機との衝突又は接触のおそれがあったと認めたとき
  2. 無人航空機による人の負傷(重傷に至らない負傷)
  3. 無人航空機の制御が不能となった事態
  4. 無人航空機が発火した事態(飛行中に発生したものに限る)

問題1系統で「3つ挙げよ」と問われる場合は、上記4つのうち任意の3つを挙げれば正解。根拠国交省 事故等の報告ページ教則第5版

【問題2系統】事故発生時の措置——押さえるべき論点

問題2系統では、具体的な事故シナリオ(負傷者あり/火災あり/物件損壊など)が提示され、操縦者が事故直後に実施すべき措置と、その後に実施すべき措置を挙げる形式が想定されます。骨組みは共通で、シナリオに応じて2番の措置(救護/消火)を選択します。

事故発生時に取るべき措置の骨組み(航空法ベース)

  1. 直ちに無人航空機の飛行を中止する——事故シナリオでは「飛行継続中」と設定されることが多いため、まず操作を停止し安全に着陸させる措置を答える
  2. 負傷者の救護(負傷者ありシナリオの場合)——救急車の要請を含む
  3. 危険を防止するための措置(火災ありシナリオの場合は消火活動/消防への通報)——現場保全・二次被害防止
  4. 国土交通大臣への事故報告——DIPS2.0の事故報告機能・航空局・地方航空局・空港事務所のいずれか

根拠国交省 事故等の報告及び負傷者救護義務ページ教則第5版「事故発生時の措置」章

シナリオ別の回答テンプレート(3要素)

シナリオ 直後の措置① 直後の措置② その後の措置
負傷者あり/火災なし 飛行の中止 負傷者の救護 国交大臣への報告
火災あり/負傷者なし 飛行の中止 消火活動 国交大臣への報告
負傷者あり/火災あり 飛行の中止 救護+消火(両方) 国交大臣への報告
物件損壊のみ 飛行の中止 危険防止措置 国交大臣への報告

典型的な誤答パターン(減点対象)

  • 「警察に通報する」だけを答える——警察通報は航空法上の必須措置ではありません。試験員から「もう一つ挙げてほしい」と再質問されるため、上記4要素に沿って回答する
  • 「国土交通大臣への報告」を忘れる——事故時に法定義務化された措置なので、必ず3つ目の要素として答える
  • 「飛行を中止する」を最初に言わない——飛行継続シナリオが設定されるため、まず飛行停止を答えるのが定石
  • 3分超過——時間管理も採点対象。要素を簡潔に列挙する

報告窓口の連絡先(暗記推奨)

  • DIPS2.0の事故等報告機能——https://www.ossportal.dips.mlit.go.jp/(24時間受付)
  • 無人航空機ヘルプデスク——050-3385-4717(平日9〜17時)
  • 報告義務違反の罰則——2年以下の懲役または100万円以下の罰金(航空法第157条の8)

根拠国交省 事故等の報告ページ

実問の学習方法について:実際の設問文・シナリオ設定・試験員の発言・模範回答例の完全版は、指定試験機関(日本海事協会) 実施要領・口述試験問題公表ページから公式PDFを取得して確認してください。KFJドローンスクールでは、修了審査員による対策指導で、実問の言い回しに慣れる練習まで実技講習に組み込んでいます。

COLUMN 09

身体検査——基準と書類受検の最短ルート

身体検査は日本海事協会の身体検査ページで確認できます。国交省 身体検査実施要領(PDF)にも詳細が記載されています。

身体検査の基準

項目基準備考
視力両眼で0.7以上、かつ各眼で0.3以上眼鏡・コンタクトレンズによる矯正可
色覚赤色・青色・黄色の識別ができること色覚検査表で判定(受検者から約50cm)
聴力後方2mから発せられた通常の会話音声を聞き取れる補聴器の使用可
運動能力無人航空機の操縦に支障をきたさない身体状態四肢・体幹の運動機能
一般操縦に支障をきたす病気にかかっていない

出典:国交省 無人航空機操縦者技能証明における身体検査等実施要領(PDF)

2つの受検方法

最安・最短

書類受検(5,200円)

  • 公的な証明書を指定試験機関に提出
  • 自動車運転免許証(普通免許以上)が最も一般的
  • 提出だけで済むため数日で結果
  • 矯正視力で条件を満たしていれば有効
証明書がない場合

会場受検(19,900円)

  • 指定試験機関の会場で実際に検査
  • 視力・色覚・聴力・運動能力を実地で測定
  • 予約日程の調整が必要
  • 公的証明書がない、または基準を満たさない可能性がある場合の選択肢

自動車運転免許証があれば書類受検が最短

自動車運転免許(普通免許・準中型・中型・大型・二輪等)を保有していれば、身体検査の視力・聴力の基準を満たしていることが多く、免許証コピーの提出だけで身体検査に合格できます。日本海事協会 身体検査ページの指示に従ってオンライン提出しましょう。

自動車免許を持たない場合、または過去に眼疾患等で条件を満たすか不安な場合は、事前に医師の診断書を用意しておくとスムーズです。

COLUMN 10

一発試験と登録講習機関ルートの選び方

ここまで一発試験の内容を詳しく解説しましたが、実は登録講習機関を経由すれば実地試験は免除されます。どちらのルートを選ぶかは、以下の観点で判断します。

2つのルートの比較

項目一発試験ルート登録講習機関ルート
実地試験必要(指定試験機関で受験)免除(講習修了で置換)
学科試験必要(CBT)必要(CBT)
身体検査必要必要
費用感(二等)試験手数料計3〜5万円+独学教材代15〜25万円(受講料)+試験手数料
費用感(一等)試験手数料計4〜6万円+独学教材代25〜35万円(受講料)+試験手数料
所要期間独学準備2〜6か月+試験日程調整二等3日〜/一等10日〜(KFJ実績)
不合格時のリスク1回2万円超×複数回再受験料が積み上がる講習内で反復練習、修了時点で試験免除
操縦技能の定着独学の練習環境次第体系的な実技指導+実務経験

一発試験ルートに向いている人

  • 既に十分な操縦経験があり、ATTIモードでの操縦に自信がある
  • 時間よりも初期費用を抑えたい
  • 実技試験の受験会場までのアクセスが良い
  • 1〜2回の不合格を織り込んで挑戦できる

登録講習機関ルートに向いている人

  • ドローン操縦の経験が浅い
  • ATTIモードでの反復練習の場が身近にない
  • 体系的な学科・実技を受けたい
  • 業務利用を目指しており実技経験の証明が欲しい
  • 助成金の対象になる法人受講を検討している

KFJドローンスクール:1等2等取得と空撮練習を同時に

KFJドローンスクールの国家資格講習は1等・2等を取得しながら空撮の練習もできます。屋内1,240坪の練習場で風雨に左右されず、GPSに頼らないATTIモードで基本操作を反復。屋外練習エリアではND運用・ゴールデンアワー撮影・障害物回避まで実地訓練が可能。AW119機長監修のカリキュラムで、有人航空の判断基準まで学べます。

  • 登録講習機関 T0629001(国土交通省)
  • 屋内1,240坪の練習場(風雨・GPS条件に左右されない)
  • 浦和IC 5分(埼玉会場)/全国3会場(埼玉・大阪・名古屋)
  • 助成金最大75%対象(法人受講の場合)

FAQ / よくある8つの質問

Q1. 独学で一発試験に受かる人はどんな人ですか?

操縦経験が十分(100時間以上)でATTIモードでの操縦に慣れている人、法制度・電波法・気象を体系的に学べる人が受かる傾向にあります。実技はABCDEA 5点構成のスクエア・8の字・異常事態の3科目を屋内外でATTIモードで反復練習した経験が必須。それでも初回合格率は決して高くなく、複数回受験を織り込むのが実態です(日本海事協会 実地試験ガイド)。

Q2. 実地試験の机上試験(5分・4問)を早く終わらせるコツは?

用紙Aの諸元・気象・操縦者資格の限定内容を先に一読し、問題文と突き合わせて解答するのがコツです。教則第5版・二等実地試験実施細則で扱われる主な評価観点は、資格の限定内容と飛行区分の対応/電磁干渉源の特定/機体諸元と飛行計画の整合性/フェールセーフ機能の設定確認の4系統。この4つの評価観点をおさえておけば、四肢択一を消去法で5分でも十分間に合います(二等実施細則教則第5版)。※本回答は指定試験機関の実問題を再現・引用するものではなく、公開一次情報から読み取れる評価観点の解説です。

Q3. 口述試験の飛行前点検で減点されないコツは?

日常点検記録PDF13カテゴリ(機体全般/プロペラ/フレーム/通信系統/推進系統/電源系統/自動制御系統/操縦装置/バッテリー/機体識別/リモートID/灯火/カメラ)を暗記し、「〜を確認します→結果は〜です」の2ステップで機械的に口述するのが確実です。1つ漏らすと10点減点なので、3つ抜けると70点を割ります。

Q4. スクエア飛行の正確なコースは何点構成ですか?

ABCDEA の5点構成です(実施細則 §4-1)。A地点が離着陸地点で、B(右下)→C(右上)→D(左上)→E(左下)と正方形の4隅を回り、Aに戻って着陸します。減点区画は飛行経路より縦横1.5m逸脱位置、不合格区画は縦横2.5m逸脱位置。不合格区画に機体半分以上進入で一発不合格です。

Q5. 口述試験3(事故・重大インシデント)で押さえるべき評価論点は?

「問題1系統」=事故・重大インシデントの定義を問う/「問題2系統」=事故発生時の措置を問う、の2系統から各1問(計2問・各3分・1問不正解毎に5点減点)。事故3事態は「①人の死傷(重傷以上)/②物件の損壊/③航空機との衝突・接触」、重大インシデント4事態は「①衝突接触のおそれ/②負傷(重傷未満)/③制御不能/④発火(飛行中)」。事故発生時の措置は「飛行中止→救護or消火→国交大臣報告」の順で覚えます。実問の設問文は指定試験機関 実施要領・口述試験問題公表ページから公式PDFで確認してください。

Q6. 一等のピルエットホバリングが難しいと言われる理由は?

機体を360°回転させる過程で、操縦者から見た「前後左右」と機体から見た「前後左右」が180°で完全反転するためです。機首が反対を向いた状態でスティックを前に押すと、機体は自分の方に向かって近づいてきます。この感覚の反転を「頭で理解」しても、実機で反復練習しないと反射的に対応できません。一等実技で最も不合格が多い科目とされ、KFJ受講生は屋内練習場で徹底反復します。

Q7. 身体検査は運転免許があれば通過できますか?

多くの場合、自動車運転免許証があれば書類受検で通過できます。日本海事協会 身体検査ページより、公的証明書のオンライン提出だけで済み、費用は5,200円。矯正視力で両眼0.7以上・各眼0.3以上、赤・青・黄の識別ができれば基準を満たします。

Q8. 一発試験と登録講習機関、結局どっちがトータルで安いですか?

1回で受かる自信があれば一発試験のほうが安いですが、実地試験で2〜3回落ちるとトータル費用が登録講習機関に近づきます(実地1回2万円超×3回+交通費+独学教材)。登録講習機関は「実地試験免除」の保険料込みと考えると、初心者〜中級者にはむしろ経済的です。加えて体系的な実技指導・実務経験という付加価値もあります。KFJドローンスクールの国家資格講習は1等2等を取得しながら空撮の練習もできます——業務利用を視野に入れるなら登録講習機関ルートを推奨します。

📊 KFJドローンスクールの実績
2026年時点/数字で見るKFJの信頼性
400名以上
累計卒業生
個人・法人・自治体を含む
92%
実地試験 合格率
二等・一等 修了審査
80社以上
法人受講実績
建設・物流・インフラ・自治体
CHOOSE YOUR PATH · 検索意図から次を選ぶ

受講会場から選ぶ(埼玉・大阪・名古屋)

KFJドローンスクール(国土交通省 登録講習機関 T0629001)は全国3会場で同一料金・同一カリキュラム。二等・一等・限定変更のすべてを3会場すべてで実施しています。

NEXT STEP · 次に何をすべきか

国家資格取得のご相談は KFJ へ

この記事を読んだ後にできる、3つの行動をご用意しました。ご自分のタイミングに合わせてお選びください。

SOURCES · 出典・一次情報一覧

【出典・一次情報一覧】

本コラム記載の試験内容・合格基準・減点項目・採点様式・口述試験問題は、2026年7月15日時点の以下一次情報および指定試験機関配布の公式資料に基づいています。制度改正の可能性があるため、実際の受験前に指定試験機関および国土交通省の公式サイトで最新情報をご確認ください。

■ 指定試験機関(日本海事協会 ClassNK)

■ 国土交通省(実施細則・実施要領・サンプル問題)

■ DIPS2.0

■ KFJドローンスクール