【2026年最新版】第二種機体認証取得機体一覧
全13機種の価格・スペック・機体写真・用途を国交省一次情報から完全収録
本記事は、国土交通省 型式認証データシート(令和8年6月19日時点)に基づき、第二種型式認証を取得した全13機種を認証番号順に完全収録したデータベースです。DJI Mini 4 Pro/DJI Matrice 4D・4TDから、大型産業用ヘリ FAZER R G2 まで、業務利用の機体選定に必要な価格・スペック・機体写真・用途・出典URLをすべて一次情報から掲載しています。
【一次情報元】 国土交通省 型式認証データシート(PDF) / 国土交通省 機体認証等ページ
第二種型式認証取得機は全13機種、うち4kg未満2機・4〜25kg未満6機・25kg以上5機。用途・重量で使い分けが基本
- 空撮・映像制作なら4kg未満の DJI Mini 4 Pro/Airpeak S1(〜25kg未満)が第一候補
- 物流・宅配なら4〜25kg帯の E6150TC/PD4B-ML Mark02 が実装済みで採用進行中
- 点検・測量・災害対応は Matrice 4D/4TD/AS-VT01K(VTOL)/D-HOPE で用途別に選択
- 農薬散布・大規模防除は25kg以上ヘリ FAZER R/FAZER R G2/YANMAR YF390AX が業界標準
- 25kg以上機体の飛行にはKFJの「25kg限定変更」講習修了が必須
- 第1号 Airpeak S1|ソニーグループ
- 第2号 D-HOPE I|
- 第3号 EGL49J-R1|
- 第4号 E6150TC|イームズロボティクス
- 第5号 AEROBO wing AS-VT01K|エアロセンス
- 第6号 DJI Mini 4 Pro|DJI JAPAN
- 第7号 PD4B-ML Mark02|
- 第8号・第9号 FAZER R / R AP|ヤマハ発動機
- 第10号・第11号 YANMAR YF390AX|ヤマハ発動機
- 第12号 FAZER R G2|ヤマハ発動機
- 第13号 DJI Matrice 4D / 4TD|DJI JAPAN
- ▸ 【深掘り解説】DJI Mini 4 Pro は本当にもう買えないのか?
- ▸ 第二種型式認証機を「本当に活かす」ために国家資格が必要な理由
第二種機体認証 取得機体|全13機種 一覧表
認証番号順にすべての機体を機体写真付きで一覧化しています。詳細スペック・価格・用途は下部の各機体カード(クリックで該当機体へジャンプ)をご確認ください。
| 機体 | 認証番号 | 型式名/通称 | メーカー | 重量区分 | 認証取得日 | 主要用途 |
|---|---|---|---|---|---|---|
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第1号 | Airpeak S1 ▸ 詳細へ | ソニーグループ | 4kg以上25kg未満 | 令和5年12月22日(2023.12.22) | 映像制作 |
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第2号 | D-HOPE I ▸ 詳細へ | 4kg以上25kg未満 | 令和6年3月29日(2024.3.29) | 災害救助 | |
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第3号 | EGL49J-R1 ▸ 詳細へ | 25kg以上 | 令和6年3月29日(2024.3.29) | 重量物運搬 | |
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第4号 | E6150TC ▸ 詳細へ | イームズロボティクス | 4kg以上25kg未満 | 令和6年4月5日(2024.4.5) | 物流 |
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第5号 | AEROBO wing AS-VT01K ▸ 詳細へ | エアロセンス | 4kg以上25kg未満(その他) | 令和6年6月5日(2024.6.5) | 測量 |
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第6号 | DJI Mini 4 Pro ▸ 詳細へ | DJI JAPAN | 4kg未満(100g以上249g未満) | 令和7年5月23日(2025.5.23) | 空撮 |
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第7号 | PD4B-ML Mark02 ▸ 詳細へ | 4kg以上25kg未満 | 令和7年6月24日(2025.6.24) | 物流 | |
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第8号・第9号 | FAZER R / R AP ▸ 詳細へ | ヤマハ発動機 | 25kg以上(ヘリコプター) | 令和7年9月12日(2025.9.12) | 農薬散布 |
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第10号・第11号 | YANMAR YF390AX ▸ 詳細へ | ヤマハ発動機 | 25kg以上(ヘリコプター) | 令和7年3月24日(2025.3.24) | 農薬散布 |
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第12号 | FAZER R G2 ▸ 詳細へ | ヤマハ発動機 | 25kg以上(ヘリコプター) | 令和7年9月12日(2025.9.12) | 自動航行 |
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第13号 | DJI Matrice 4D / 4TD ▸ 詳細へ | DJI JAPAN | 4kg未満(産業用途) | 令和8年6月19日(2026.6.19) | 測量 |
重量区分別|機体別・詳細スペック&価格データベース
各機体カードには、機体写真(メーカー公式ページ参照)+メーカー公表の価格・寸法・積載量・飛行時間・防塵防水等級を掲載。カード末尾に必ず一次情報の出典URLを明記していますので、業務利用検討の際は各リンクから公式ページの最新情報をご確認ください。
軽量マルチコプター(4kg未満)空撮・産業用途/2機種
DJI JAPAN株式会社DJI式 DJI Mini 4 Pro型
型式認証取得済みモデルのDJI公式ストアでの新品販売は既に終了しています。ただし「同一性証明済み機」制度により、認証取得前の機体でも機体認証を受けられるルートが新設されました。詳細は本記事内の解説セクションをご確認ください。
DJI Mini 4 Pro は本当にもう買えないのか? 詳細解説へ ▼DJI初の第二種型式認証取得機。249g未満で全方向障害物検知を搭載したオールインワン型ミニカメラドローン。国家資格(技能証明)保有者と組み合わせることで、これまで許可承認が必要だった飛行が省略可能に。個人〜法人まで幅広い空撮ニーズに対応。
| 参考価格(RC-N2付属) | 税込 106,700円〜(Fly More Combo:158,180円) |
|---|---|
| 販売状況 | DJI公式ストア:新品販売終了(2026年2月〜)/認定整備済製品・正規代理店在庫あり/同一性証明済み機ルートで既存機体の機体認証も可能 |
| 後継機 | DJI Mini 5 Pro(2025年9月17日発売、1インチCMOSセンサー・50MP・LiDAR搭載/※型式認証は未取得) |
| 離陸重量 | 249g未満 |
| 撮影性能 | 4K/60fps HDR、4K/100fps動画、48MP写真 |
| 最大飛行時間 | 最大34分/45分(拡張バッテリー) |
| 障害物検知 | 全方向 |
| 用途 | 空撮/個人利用/プロ映像制作 |
| 認証取得日 | 令和7年5月23日 |
【出典】DJI公式製品ページ | DJI 型式認証取得発表 | DJIサポート・機体認証対応
DJI JAPAN株式会社DJI式 DJI Matrice 4D型 / Matrice 4TD型
DJI産業機として初の第二種型式認証取得(2026年6月19日認証)。Matrice 4Dは4/3型CMOS 20MP広角+48MP中望遠+48MP望遠+レーザー距離計、4TDは1/1.3型CMOS 48MP×3+赤外線サーマルカメラを搭載。IP55防塵防水、-20℃〜50℃対応で全天候点検・災害対応・測量に最適。型式認証取得済み機体の販売開始は2026年8月末頃を予定(DJI公式発表)。
| 販売開始 | 2026年8月末頃より型式認証取得済み機体の販売開始(DJI公式発表) |
|---|---|
| 価格 | Worry-Free Flagshipコンボで販売(DJI公式ストア)/個別見積推奨 |
| 最大飛行時間 | 54分(フル充電時、47分@15m/s巡航で運用時間+37%) |
| 防塵防水 | IP55 |
| 動作温度 | -20℃〜50℃ |
| カメラ(4D) | 4/3型CMOS 20MP広角+48MP中望遠+48MP望遠+レーザー距離計 |
| カメラ(4TD) | 1/1.3型CMOS 48MP×3+赤外線サーマル+NIR補助ライト |
| 特定飛行対応 | ①人口集中地区上空 ②夜間 ③目視外 ④人・物件距離 ⑤物件投下 |
| 用途 | 測量/点検/災害対応/全天候運用 |
| 認証取得日 | 令和8年6月19日 |
中型マルチコプター・VTOL(4〜25kg未満)物流・災害対応・測量/5機種
ソニーグループ株式会社ソニーグループ式 ARS-S1型
ソニー初のプロフェッショナル向けドローン。フルサイズミラーレス一眼カメラαシリーズを搭載可能な世界最小クラス。空撮、映像制作、測量、点検で活躍。第二種型式認証は2026年12月22日以降失効予定のため、業務継続には後継機・機体認証への切替検討が必要。
| 市場推定価格 | 税込 1,155,000円前後(本体のみ/ジンバル・カメラ別売) |
|---|---|
| 最大速度 | 25 m/s(約90km/h) |
| 最大姿勢角度 | 55° |
| 外形寸法 | 約526.8mm(H) × 591.9mm(W) |
| 用途 | 空撮/映像制作/測量/点検 |
| 認証取得日 | 令和5年12月22日 |
【出典】ソニー公式製品ページ | ソニー発売プレスリリース | Airpeak第二種型式認証告知
株式会社センチュリーセンチュリー式 D-HOPE I-J01型
災害救助・防災に特化した二重反転式オクトコプター。カメラ・照明・拡声器のほか、救命胴衣・浮環・消火剤といった防災アタッチメントを搭載可能。長距離飛行実験(Fukushima)でも実績あり、災害対応現場での運用を前提とした国産機体。
| 参考価格 | オープン価格(自治体・法人向け/メーカー直接見積) |
|---|---|
| 機体サイズ | 1,430mm × 1,430mm × 588mm |
| ペイロード | 5kg |
| 最大飛行時間 | 約36分 |
| 防塵防滴 | IP54 |
| 対応環境温度 | 5℃〜30℃ |
| 用途 | 災害救助/防災/消火/救命 |
| 認証取得日 | 令和6年3月29日 |
【出典】センチュリー公式製品ページ | 認証取得発表 | DRONE Journal 詳細
イームズロボティクス株式会社イームズ式 E6150TC型
物流用途に特化した国産6ローターマルチコプター。最大搭載6kgの荷物を目視外飛行で運搬可能。人・物件から30m未満の飛行も想定されており、建物接近を伴う宅配・郵送・食料品配送の実証に多数採用。レベル3・レベル3.5飛行に対応。
| 参考価格 | オープン価格(イームズロボティクス/パートナー企業経由) |
|---|---|
| 機体寸法 | 2,012mm × 2,213mm × 754mm |
| 最大離陸重量 | 24.5kg |
| 最大搭載重量 | 6.0kg |
| 最大飛行速度 | 12 m/s |
| 巡航速度 | 10 m/s |
| 用途 | 物流/宅配/目視外物資輸送 |
| 認証取得日 | 令和6年4月5日 |
【出典】イームズロボティクス公式発表 | イプロス製品ページ | DRONE Journal
エアロセンス株式会社エアロセンス式 AS-VT01K型(AEROBO wing)
国産初のVTOL(垂直離着陸)型固定翼ドローン。滑走路不要で1フライト50kmの長距離飛行と巡航65km/h(最高100km/h)の高速性を両立。LTE通信対応で山間部の測量・物資輸送・精密農業に最適。天竜川で国内初のVTOLレベル3.5飛行を実施した実績あり。
| 本体価格(メーカー公表) | 税込 5,500,000円(本体)〜 |
|---|---|
| 最大積載可能重量 | 1kg |
| 飛行可能時間 | 40分(1kgペイロード時) |
| 最大飛行距離 | 50km(1kgペイロード時) |
| 最高速度 | 100km/h、巡航65km/h |
| 方式 | VTOL型固定翼(滑走路不要) |
| 用途 | 測量/精密農業/物資輸送/山間部運航 |
| 認証取得日 | 令和6年6月5日 |
【出典】エアロセンス公式製品ページ | Drone Tribune 価格記事 | DRONE Journal 型式認証記事
株式会社ProdroneProdrone式 PD4B-ML Mark02型
物流機体として最大積載4kg・最大飛行距離12kmの高性能設計。LTE通信による遠隔監視・自動運航制御に加え、IMU×3・GNSS×2の冗長構成で高い信頼性を確保。レベル3飛行に対応した、国産物流ドローンの最新鋭機。
| 基本機体セット価格 | 税込 2,580,000円〜(本体+送信機+標準バッテリー+ジンバルカメラ) |
|---|---|
| 最大積載量 | 4.0kg |
| 最大飛行距離 | 12km |
| 冗長構成 | IMU×3、GNSS×2 |
| 通信 | LTE(携帯電話)/遠隔監視・自動運航 |
| 用途 | 物流/遠隔運航/レベル3 |
| 認証取得日 | 令和7年6月24日 |
大型機体(25kg以上)農薬散布・重量物運搬/4エントリ(機体としては5機種)
株式会社ドローンWORKシステムDroneWorkSystem式 EGL49J-R1型
離陸重量25kg以上として国内初の第二種型式認証取得機。中山間区域における物資輸送・農林業支援を主要用途とし、最大積載49kgの重量物運搬能力を持つ大型マルチコプター。飛行にはKFJの「25kg限定変更」講習修了が必須。
| 参考価格 | 個別見積(法人・自治体向け直販) |
|---|---|
| 機体寸法 | 1,760mm(全長) × 2,020mm(全幅) × 820mm(全高) |
| 最大離陸重量 | 90.0kg |
| 最大積載重量 | 49.0kg |
| 最大飛行速度 | 10.0 m/s(36km/h) |
| 用途 | 重量物運搬/中山間物資輸送/農林業支援 |
| 認証取得日 | 令和6年3月29日 |
【出典】ドローンWORKシステム公式発表 | 国交省報道資料 | DRONE Journal
ヤマハ発動機株式会社ヤマハ発動機式 FAZER R型 / FAZER R AP型
農薬散布用途で全国的に普及している産業用無人ヘリコプターのフラッグシップ。液剤32L・粒剤30kgを積載可能な大容量タンクで、水稲・麦・大豆の大規模防除に対応。RはリモコンでAPは自動航行対応版。25kg以上機体のため、飛行には「25kg限定変更」講習が必須。
| 参考価格 | 税込 1,344,244円〜(FAZER R本体、目安)/APは自動航行対応で高価格帯 |
|---|---|
| 液剤タンク | 16L×2=32L仕様(センターノズル・2ポンプ) |
| 粒剤積載 | 30kg |
| エンジン | 4サイクル・水平対向2気筒、排気量390cc、最高出力20.6kW |
| 実用距離(目視範囲) | 150m |
| 用途 | 農薬散布/大規模防除/農林業 |
| 認証取得日 | 令和7年9月12日 |
【出典】ヤマハ発動機 無人ヘリ | FAZER R G2製品ページ | ヤマハFAZER R発表
ヤマハ発動機株式会社(YANMARブランドOEM供給)YANMAR YF390AX型 / YF390AX AP型
ヤンマーブランドの産業用無人ヘリコプター。ヤマハ発動機がベース機を供給し、ヤンマーの販売ネットワークで農業現場に展開。32L液剤タンク・30kg粒剤搭載で、大規模水稲・麦・大豆防除の主力機として稼働。APは自動航行対応版。
| 参考価格 | 税込 12,852,000円前後(機体本体、業界情報) |
|---|---|
| 液剤タンク | 16L×2=32L仕様(センターノズル・2ポンプ) |
| 粒剤積載 | 30kg |
| エンジン | 4サイクル・水平対向2気筒、排気量390cc、最高出力20.6kW |
| 実用距離(目視範囲) | 150m |
| 用途 | 農薬散布/大規模防除/農林業 |
| 認証取得日 | 令和7年3月24日 |
ヤマハ発動機株式会社ヤマハ発動機式 FAZER R G2型
自動航行に特化した産業用ハイエンドヘリ。標準仕様に加え、衛星通信仕様(航続距離90km、目視範囲外自動航行)、資材運搬に特化した大型ローター仕様も選択可能。最大積載50kgを実現し、レベル3・レベル4での測量・物流・農薬散布に対応。
| 参考価格(一部仕様) | 税込 1,859,000円〜(衛星通信・大型ローター仕様は個別見積) |
|---|---|
| 最大積載 | 35kg(衛星通信仕様)/50kg(大型ローター仕様) |
| 最大高度 | 2,800m |
| 最大航続距離 | 90km(衛星通信仕様)/138km(マルチソリューション公表) |
| 自動航行 | 対応(目視範囲外飛行対応) |
| 用途 | 農薬散布/測量/物流/目視外運航 |
| 認証取得日 | 令和7年9月12日 |
【出典】FAZER R G2製品ページ | ヤマハ発動機ニュース | DRONE Journal
【深掘り解説】DJI Mini 4 Pro は本当にもう買えないのか?
本セクションは、上部の機体カード「第6号 DJI Mini 4 Pro」から遷移された方向けの詳細解説です。DJI公式ストアで「販売終了」表示となっている状況の実態、認証済み機体を今なお入手する方法、そして「機体を買っただけでは活かせない」ことの本質までを一次情報ベースで整理しました。
① なぜ販売終了になったのか|背景と時系列
DJIの正規代理店「DJI認定ストア大阪 深空株式会社」のアナウンスによると、2026年2月20日付で型式認証取得モデル DJI Mini 4 Pro の国内在庫終了・販売終了が正式に告知されました。同社は同年9月時点で既に「メーカー製造終了・在庫限り」を発表しており、認証取得(2025年5月23日)から約9か月〜1年で製造終了に至った経緯です。
DJI Mini 4 Pro 型式認証機の販売経緯
- 2023年9月25日:DJI Mini 4 Pro 世界発売(249g未満・全方向障害物検知)
- 2025年5月23日:第二種型式認証(第6号)を取得 — DJI初、日本初の一般消費者向け型式認証機
- 2025年6〜7月頃:型式認証取得済み機体(機体底面に認証ステッカー貼付)の販売開始
- 2025年9月17日:後継機DJI Mini 5 Pro発売(1インチCMOSセンサー・50MP・LiDAR搭載/※型式認証は未取得)
- 2025年9月頃:DJIメーカーから「Mini 4 Pro 製造終了」告知(一部代理店ブログで公表)
- 2026年2月20日:DJI認定ストアが「国内在庫終了・販売終了」を正式アナウンス
- 2026年5月1日〜:DJI「無人航空機同一性証明書」サービス開始 — 認証取得前製造機でも機体認証が可能に
- 2026年8月末頃:DJI Matrice 4D/4TD(第13号)の型式認証取得済み機体販売開始予定
② 今なお DJI Mini 4 Pro(型式認証機)を入手する3つのルート
ルート①:正規販売代理店の残存在庫
DJIメーカーは製造終了となっていますが、各正規代理店には型式認証取得ステッカー付きの新品在庫が残存している場合があります。以下は一次情報が確認できる主要販売店です(在庫は日々変動するため必ず事前確認)。
- セキドオンラインストア(DJI認定ストア):Mini 4 Pro関連ページ
- システムファイブ:DJI Mini 4 Pro 販売ページ
- エアステージ(AIRSTAGE):型式認証取得モデル販売ページ
- ドローンステーション:DJI Mini 4 Pro【型式認証対応モデル】ページ(「品切れ中」表示あり)
- TOHASEN STORE:Mini 4 Pro本体ページ
- UAVOOM:Mini 4 Pro 販売ページ(中古あり)
※ 型式認証取得機であることを確認するには、機体底面バッテリー挿入口付近に「型式認証書番号 第6号 / 型式名:DJI式 DJI Mini 4 Pro型」のステッカーが貼付されているかを確認してください(DJI公式サポート)。
ルート②:DJI認定整備済製品(Refurbished Unit)
DJI公式ストアでは、DJI認定整備済製品(Refurbished)のカテゴリーにて、DJI専門スタッフによる徹底点検を経た製品を割引価格で販売しています。整備済製品はDJI公式の品質基準を満たしたもので、新品同等の保証が付帯します。
※ 整備済製品でも、型式認証取得後に製造された機体であればステッカー貼付済み・機体認証申請対象となります。購入前に必ず販売元へ確認してください。
ルート③:既存の非認証機体を「同一性証明済み機」化する(2026年5月〜新制度)
「型式認証取得前に購入したDJI Mini 4 Proを持っている」方は、2026年5月1日施行の航空法施行規則改正に伴い、DJIが発行する「無人航空機同一性証明書」及び「無人航空機適合確認書」を取得することで、認証取得後に製造された機体と同様に機体認証を申請できるようになりました。これはDJI公式が2026年5月7日付で発表した新サービスです。
「同一性証明済み機」取得の実務手順
- Step 1:DJI JAPAN(株)カスタマーセンターへ問い合わせ(問い合わせ窓口)
- Step 2:機体本体+付属品一式(送信機を含む)をDJIカスタマーセンターへ発送
- Step 3:DJIが「型式認証取得後の設計・製造過程と同一であること」を確認+所定の点検整備を実施
- Step 4:「無人航空機同一性証明書」+「無人航空機適合確認書」の2書面が発行され、機体と共に返送
- Step 5:受領後30日以内にDIPS2.0で機体認証を申請(登録検査機関はClassNKを指定)
※「無人航空機適合確認書」の有効期限は発行から30日です(改正後)。申請計画を立ててから書面発行を依頼してください。
③ 後継機 DJI Mini 5 Pro との違いはどこか
2025年9月17日発売のDJI Mini 5 Proは、Miniシリーズ史上最大の進化と評価される機体です。ただし本記事執筆時点(2026年7月3日)で型式認証は取得していません。以下は主要スペック比較です(出典:DJI認定ストア深空ほか)。
| 項目 | DJI Mini 4 Pro(第6号) | DJI Mini 5 Pro |
|---|---|---|
| 型式認証 | 第二種取得済(第6号) | 未取得(2026年7月時点) |
| 機体重量 | 249g未満 | 249.9g |
| センサーサイズ | 1/1.3インチCMOS | 1インチCMOS(大型化) |
| 最大画素数 | 48MP | 50MP |
| 最大動画解像度 | 4K/100fps | 4K/120fps |
| ロール軸回転 | 縦・横 | 縦・横・斜め(最大225°) |
| 障害物検知 | 全方向 | 前方LiDAR+低照度全方向 |
| 最大飛行時間 | 34分/45分(拡張) | 36分/52分(拡張) |
| 最大耐風性能 | 10.7 m/s | 12 m/s |
| 内部ストレージ | 2GB | 42GB |
| 公式ストア新品販売状況 | 終了 | 販売中 |
どちらを選ぶべきか(用途別の判断基準)
- 業務利用で「特定飛行の許可承認省略」を最大化したい方 → Mini 4 Pro(第6号型式認証機)を今のうちに確保。同一性証明済み機ルートも活用可能。
- 個人利用・映像品質を最優先したい方 → Mini 5 Pro。1インチセンサー・LiDAR・52分飛行など機体性能が大幅アップ。
- 両方の要素をバランス良くしたい方 → 型式認証の運用実績が積み上がるまでの間は Mini 4 Pro、Mini 5 Pro が将来認証取得した際に乗り換え、という段階的アプローチも有効。
第二種型式認証機を「本当に活かす」ために国家資格が必要な理由
ここまで DJI Mini 4 Pro の販売状況を解説してきましたが、「型式認証取得機を手に入れただけ」では、この認証制度の本来の価値を活かすことはできません。第二種型式認証機がもたらすメリットを最大化するには、操縦者側の国家資格(無人航空機操縦者技能証明)が不可欠です。
なぜ機体だけでは不十分なのか|制度の仕組み
航空法上、特定飛行(DID上空・夜間・目視外・人物件距離30m未満・催し物上空・危険物輸送・物件投下)を許可承認申請なしで実施するには、次の3点セットが原則として必要です(カテゴリーIIB飛行)。
カテゴリーIIB特定飛行の3点セット
- ① 型式認証機体(例:DJI Mini 4 Pro 第6号)— 本記事の対象
- ② 第二種機体認証(個別の機体1台1台に対して国が発行)— DIPS2.0で申請
- ③ 二等無人航空機操縦士 国家資格(技能証明)— 登録講習機関で取得
このうち①と②を揃えても、③の国家資格がなければ、飛行許可・承認申請を省略した特定飛行は実施できません。逆に言えば、国家資格取得者が型式認証機を運用することで初めて、次のような業務メリットが得られます:
- 飛行許可・承認申請の省略:立入管理措置を講じた上での特定飛行が申請不要(国交省ホームページ参照)
- 包括申請の書類簡略化:認証機+資格者の組合せで、飛行マニュアルや機体点検記録の省略が可能
- 業務用ドローン保険の適用要件充足:法人向け保険の多くが国家資格保有を要件化
- クライアントからの受注要件:官公庁・大手企業の発注仕様書で「国家資格保有者」を必須化する事例が増加
DJI Mini 4 Pro に必要な国家資格:二等無人航空機操縦士
DJI Mini 4 Pro(第6号)を型式認証機として運用する場合、二等無人航空機操縦士 資格で十分です。二等資格はカテゴリーIIB(第三者立入管理下の特定飛行)に対応し、Mini 4 Pro のような小型機を業務利用する際の実務標準です。
| 資格 | 対応カテゴリー | Mini 4 Pro運用の可否 | KFJでの受講費用目安 |
|---|---|---|---|
| 二等 | カテゴリーII(IIA/IIB) | ◎ 実務標準(本命) | 約8万円〜(経験者コース) |
| 一等 | カテゴリーIII(第三者上空可)+II | ○ 可能(オーバースペック) | 約35万円〜 |
| なし | — | × 型式認証機の特定飛行メリット活用不可 | — |
Mini 4 Pro(第6号型式認証機)活用の最短ルート
- Step 1:型式認証取得済み DJI Mini 4 Pro を確保(正規代理店残存在庫/同一性証明済み機ルート)
- Step 2:KFJの二等操縦士コースを受講(経験者コース:最短2日、初学者コース:4日)
- Step 3:DIPS2.0で機体認証を申請(登録検査機関はClassNK指定)
- Step 4:技能証明カード+機体認証書を保有した状態で、カテゴリーIIB飛行を許可承認申請なしで実施
KFJドローンスクール(国交省登録講習機関 T0629001)は、埼玉・大阪・愛知の全国3会場で二等無人航空機操縦士コースを開講しています。Mini 4 Pro の型式認証機の在庫が限定的である今、「機体を先に確保して国家資格取得を後回し」ではなく、両輪で並行して進めるのが業務利用者の最適解です。
用途別|おすすめ第二種認証機体の選び方
① 空撮・映像制作
DJI Mini 4 Pro(第6号)は249g未満・全方向障害物検知・4K/60fps HDRで、コスト・可搬性・法規制の面でバランスに優れます。フルサイズミラーレスの映像品質が必要なプロ制作案件では、ソニー Airpeak S1(第1号)がαシリーズを搭載可能。ただしAirpeak S1の型式認証は2026年12月22日以降失効予定のため、業務継続には後継機・機体認証申請への切替検討が必要です。
② 物流・宅配・目視外飛行(レベル3・レベル3.5)
国産物流機の主力はイームズ E6150TC(第4号/最大搭載6kg)とProdrone PD4B-ML Mark02(第7号/最大4kg・12km)。LTE通信・冗長構成・遠隔監視に対応し、日本郵便やヤマト運輸の実証実験にも採用されています。DJI Matrice 4D・4TD(第13号)も物件投下対応で、産業用途に幅広く展開されます。
③ 点検・測量・災害対応
橋梁・鉄塔・プラント点検の全天候運用にはDJI Matrice 4TD(第13号/IP55・-20℃〜50℃・赤外線サーマル)が第一候補。長距離広域測量にはエアロセンス AEROBO wing AS-VT01K(第5号/VTOL・50km)が国産唯一の選択肢。センチュリー D-HOPE I(第2号)は救命・消火用途で自治体消防・自衛隊等での採用が進んでいます。
④ 農薬散布・大規模防除
25kg以上の産業用ヘリが業界標準。ヤマハ FAZER R/FAZER R G2(第8・9・12号)とYANMAR YF390AX(第10・11号)が全国的に普及。32L液剤タンク/30kg粒剤搭載で水稲・麦・大豆の大規模防除に対応。飛行にはKFJの「25kg限定変更」講習修了が必須です。
⑤ 重量物運搬・中山間物資輸送
離陸重量25kg以上として国内初認証を取得したドローンWORKシステム EGL49J-R1(第3号)は最大積載49kgで、中山間区域の物資輸送・農林業支援を主要用途とします。人力運搬が困難なエリアでの活用が期待される機体です。
【予備知識】型式認証と機体認証の違い
本記事で扱う「第二種型式認証」は、機体の型式(モデル)自体が国交省の安全基準・均一性基準を満たすことを証明する制度です。一方「第二種機体認証」は個別の機体1台1台の認証で、これは操縦者・運航者が申請します。
型式認証を取得済み機体は、機体認証申請の検査の一部または全部が省略可能
- 型式認証:メーカーが申請 → 「このモデルは安全」と国が認めた設計
- 機体認証:所有者が申請 → 「この1台の機体は認証済み」と国が認めた個体
- 型式認証取得機を購入 → 機体認証申請時に検査省略 → コスト・時間短縮
- 認証番号(第1号等)とセットで、機体底面等に貼付されるステッカーが公式マーク
よくある質問
Q1. 第二種型式認証機を購入すれば、自動的に「機体認証済み」になりますか?
いいえ。型式認証と機体認証は別制度です。ただし、型式認証取得機を購入すると、機体認証申請時の検査の全部または一部が省略できます(航空法規定)。実務としては、購入と同時に登録検査機関(ClassNK等)へ機体認証申請を行うのが一般的です。
Q2. 第二種型式認証機は、許可承認申請が完全に不要になりますか?
いいえ。第二種型式認証機+第二種機体認証+二等無人航空機操縦士資格(国家資格)の3点セットが揃うと、カテゴリーIIB飛行で立入管理措置を講じた上での特定飛行が可能となり、飛行許可・承認手続きが不要になる場合があります。詳細はこちらのライセンスガイドで解説しています。
Q3. Airpeak S1の型式認証が2026年12月に失効するのはなぜ?
第二種型式認証には3年の有効期間があります。Airpeak S1(第1号)は2023年12月22日認証取得のため、2026年12月22日で有効期間を迎えます。ソニー公式ページでは、更新に関する対応方針が案内されていますので、業務利用の方は事前確認が必要です。
Q4. 25kg以上の機体(第3号/第8-12号)を飛ばすには、どんな資格が必要?
操縦士側の資格として「25kg限定変更」講習修了が必須です。技能証明(一等・二等)取得時点では「25kg未満」の限定条件が付与されているため、限定変更を経ないと25kg以上機体は操縦できません。KFJの25kg限定変更コース(1〜3日)が対応しています。
Q5. 型式認証機の一覧はどこで最新情報を確認できますか?
国土交通省が「型式認証データシート」として公式に公開しています。認証機体が追加されるたびに更新されるため、最新の一次情報は下記PDFで確認してください:
国土交通省 型式認証データシート(PDF)
Q6. DJI Mini 4 Pro(第6号)はもう新品では買えないのですか?
DJI公式ストアでの通常販売は2026年2月20日付で終了していますが、正規販売代理店(セキド/システムファイブ/エアステージ/ドローンステーション等)の残存在庫、DJI認定整備済製品、既存の非認証機を「同一性証明済み機」化する制度(2026年5月〜)の3ルートで入手・活用可能です。詳細は本記事内の「DJI Mini 4 Pro は本当にもう買えないのか?」セクションをご確認ください。
Q7. 型式認証機を買えば国家資格なしでも特定飛行できますか?
いいえ、できません。カテゴリーIIBの特定飛行を許可承認申請なしで実施するには、①型式認証機 ②第二種機体認証 ③二等無人航空機操縦士 国家資格の3点セットが必要です。詳細は本記事内の「第二種型式認証機を「本当に活かす」ために国家資格が必要な理由」セクションで解説しています。
📊 KFJドローンスクールが選ばれる3つの実績
2026年時点/数字で見るKFJの信頼性
現役ヘリコプターパイロットとして、日本で唯一のAW119型機の機長を務める傍ら、2026年には固定翼の操縦士技能証明を取得し、回転翼・固定翼のダブルライセンサーとして運航実務に従事。無人航空機分野では一等無人航空機操縦士および一等修了審査員の資格を保有し、有人航空の運航現場で培った視点を踏まえ、安全運航・飛行判断・法令順守の観点から無人航空機の制度理解やリスク管理に関するコンテンツの正確性向上に携わっている。
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【出典・一次情報一覧】
本記事の全データは以下の一次情報源に基づいています。認証機体は随時追加されるため、最新情報は各リンク先の公式ページを直接ご確認ください。
- 国土交通省 型式認証データシート(PDF):https://www.mlit.go.jp/koku/content/002008366.pdf
- 国土交通省 機体認証等ページ:https://www.mlit.go.jp/koku/certification.html
- ClassNK 無人航空機登録検査機関:https://www.classnk.or.jp/hp/ja/authentication/remote/index.html
- 無人航空機レベル4飛行ポータルサイト(国交省):https://www.mlit.go.jp/koku/level4/certification/
- 各メーカー公式製品ページ・プレスリリース(各機体カードに記載)
